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●「ひまわり」と「よっしゃの会」の活動内容 したがって、ボランティアのリーダーは会員1人ひとりの特技とその能力等を十分に把握して、適材を適所に派遣するというような配慮をしなければなりませんし、それがボランティア活動の成果とか評価を高めるための1つの手段になると思っております。 福祉ボランティア「ひまわり」のグループはさまざまな特技を持った人が集まっております。20代から80代まで、例えば、園芸、手芸、書道、話術、手話、介護、裁縫、福祉機器の取り扱い、人の言うことをすぐ筆記する聞き取り筆記、要約筆記もその中の1つです。そのようなものは大抵の人がそれぞれ持っている特技であり、好きな分野です。そして、その特技を生かしてボランティア活動に当たるということがどれだけボランティアを楽しくするかということも自ずと分かっていると患います。 また、もう1つの精神障害者の自立を支援している「よっしゃの会」には、料理好きの主婦が主役となって家庭的な雰囲気づくりに努めております。対象者の方々から、先ほども言いましたように、お母さんと呼ばれ、親しみと信頼の持てるとてもいいグループになっております。 最後に、地域ボランティアグループにとって共通の悩みは活動資金の不足だろうと思います。それを捻出するために、リーダーはいつもいろいろと頭を悩まし、相談し合っております。 ちなみに、私が所属しているグループの資金は寄附金とバザー、賛助会費で最低限の活動資金を賄い、特別のイベントはたくさんのお金が要りますから、市や社会福祉協議会の協賛を得て、少しでも援助してもらうように努めております。 田中 ありがとうございました。池田さんの属していらっしゃるボランティア団体のそれぞれの年間予算はどれくらいですか。 池田 予算のことについては、私、数字に弱いものですからちょっと。 ●YMCAの役割と今後の課題 太田 先ほど言い忘れたことを少しつけ加えさせていただきます、ボランティアということに対して幸せな社会をつくりたい。それは誰もが当たり前に暮らせる社会ということではないかなと思います。それは社会の中でいろんな仕組みで弱い立場に追いやられている人たちが当たり前に暮らせるということがすごく大切かなと思います。 私たちの団体は、皆さんに資料を読んでいただけたらと思うのですが、いわゆるNPOです。そういう意味で言いますと、私は専従ボランティアという立場にあります。今「YMCA」で給料をいただいていますが、気分はボランティアでやっています。 資料にドラッカーというアメリカの学者のことが出ていますが、その方の著書の中で「非営利団体、NPOの精神というのは改革をされた人間である」ということを言っています。そういう意味で言うと、私たちのグループはそういうスピリットを持った人を育てていく、ともに育っていくかというような課題を担っているNPOではないかなと思って
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